施設勤務の介護職員は、どのようなキャリアプランが一般的なのでしょうか。

はじめは、無資格・未経験で就職できる職場もたくさんあるため、転職や再就職からの人も多いです。
介護職員になると、現場での身体介助や、認知症ケアなどさまざまな仕事を通じて、介護という仕事を学ぶこととなります。

介護職員として何年かキャリアを積むと、ユニットケアの場合はユニットリーダーに抜擢されることがあります。
また、介護職員として従業期間3年かつ従業日数540日以上を経験すると、国家資格である介護福祉士の受験資格を得ることができます。
のちに転職するにも有利な資格のため、取得する人は多くいます。
そこから、生活相談員に興味がある人は、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得することもあるでしょう。

さらに何年か経ると、介護事務や、施設の管理者などに抜擢されることもあります。
また、介護福祉士や生活相談員を5年以上経ると、ケアマネージャーの受験資格を得ることができます。
ケアマネージャーとは、施設利用者や家族と面談し、また医療関係者とも連携をしながらケアプランを作成し、利用者のケアの方向性を決定づける重要な役割です。
国家資格や、ケアマネージャーの資格を取得してから、転職を考えることも良いきっかけとなります。
また、独立して施設経営に携わったりする人もいるでしょう。

大切なのは、キャリアプランの節目で、自分が何をやり、どの方向性でいきたいかを考えることです。